脱貧困攻略戦は決戦の段階に入っているが、中国の反貧困キャンペーンの偉大なる決戦をいかに認識すべきだろうか。記者はこの問題について、国務院扶貧開発指導小組弁公室の劉永富主任の独占インタビューを行った。
党中央は2013年に初めて「正確な貧困層支援」を出発点とし、中国共産党第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)と中央扶貧開発工作会議の方針決定を象徴とし、中国の貧困層支援は脱貧困攻略戦の新段階に入った。
中国の農村部におけるこの5年間の脱貧困数は5564万人で、中等国の人口に相当する。劉主任は「過去の貧困層支援と比べ、中国共産党第十八次全国代表大会以来の脱貧困攻略戦は、貧困層削減規模を拡大するだけではなく、新標準実施後に貧困層削減規模が年を追うごとに大幅減少する流れを変えた。年平均1391万人という貧困層削減は、前代未聞のことだ」と説明した。
中国の脱貧困攻略戦の目標は、2020年までに現行基準による農村部貧困人口全体の脱貧困、貧困県すべての汚名返上、地域的な全体貧困の解消だ。
劉主任は「これは中国の絶対的貧困問題が歴史的な解決を迎えることを意味する。また国連2030アジェンダが確定した貧困層削減の目標を10年前倒しで実現し、引き続き世界貧困層削減事業の先頭を走ることになり、節目としての意義を持つ」と説明した。
「脱貧困攻略戦にはあと3年以上の時間が残されている。我々は難関突破に力を集中しなければならない。貧困地区、貧困村、病気による貧困世帯の攻略が必要だ」
「そのためには貧困の識別、支援、支援終了の精度を高める必要がある」
劉主任は「今後は貧困支援システム登録の条件を満たす貧困層全員の登録を済ませる。また2014年以来の脱貧困人口の再貧困状況についてリサーチし、脱貧困安定の長期的かつ効果的なメカニズムを模索する。調査と巡回を強化し、問題点を改善していく」と表明した。
(チャイナネット)
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