新華網北京7月20日 2012年12月、「80後」(1980年代生まれの若者を指す)の郭柯監督は「慰安婦」をテーマにドキュメンタリー映画を撮影した。全国に生存している「慰安婦」の被害者は当時32人しかいなかったことから、同作品は『三十二』と名付けられた。郭監督は2014年に新作ドキュメンタリー映画の撮影準備に入ったが、作品名の数字は『三十二』から『二十二』に変わった。2017年1月時点で、これらの元慰安婦生存者はわずか11人のみとなった。
第二次世界大戦中、少なくとも20万人の中国人女性が日本軍の「慰安婦」となり、残虐窮まりない迫害を受けた。慰安婦生存者は『三十二』から『二十二』へ、更にはわずか11人のみとなり、月日が経つにつれて、生存者はしだいに少なくなっていった。
しかし、安倍政権は「慰安婦」問題で、軍国主義の罪ある歴史をあの手この手で否定している。彼らは廃墟の上で躍進し、更に傷口に塩を塗り、九死に一生を得た慰安婦を「戦場の売春婦」と侮辱し、筆舌に尽くし難い非人道的な暴行を「慰安婦必要論」を持ちだして言い逃れしている。
「最後の1人になっても、日本が謝罪する日を必ずや待たねばならない。」これは多くの「慰安婦」の揺るぎない信念なのだ。在世の「生き証人」もやがてはこの世を去るかもしれないが、日本政府はそれで問題が解決できると考えているようだ。しかし、罪ある過去は時の流れの中でいつまでも存在し続け、歴史の傷跡は人目に触れて永遠に心を痛ましめるだろう!
(新華社より)
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