トルコ西部の都市イズミルで8日、一部の市民とシリア難民との間で衝突が起き、30人が負傷しました。 トルコのメディアによりますと、トルコ人児童1人がシリア人に殴られたとの噂を聞いたトルコ人市民ら約300人が、棍棒やナイフを手に、現地在住のシリア難民に攻撃を加え、30人が負傷する事件に発展したとのことです。衝突発生後、約500人のシリア難民がやむを得ずそれまでの居住地を後にしました。
報道は、現地の政府関係者の話として、「シリアからの難民が移り住むようになってから、現地ではこのような事件が目に見えて増えているため、政府当局は難民を難民キャンプに収容すべきだ」とする意見を伝えています。
トルコではこれまで300万人余りのシリア人難民を受け入れていますが、そのうちの大多数はトルコの国内各地に居住しており、難民キャンプに居住している難民は一部だけだということです。
(中国国際放送局)
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