一時期の曲折はあるにしても、世界経済は依然として苦しい状態だが徐々に前に進んでいる。国際通貨基金(IMF)の予測によれば、世界経済の将来二年間の増長速度は去年より3.1%を上回る。
世界経済の増長は誰がテコ入れしているのか、世界の識者の多くが中国に注目する。
市場データを見ると、去年に始まったリバウンド周期の中で、中国の工業製品価格の上昇幅は世界をリードしている。中国経済の増長速度は世界一速いと言える。
業界の専門家はこう述べている、「適度のインフレは世界経済の増長に有利だ。現在、中国経済の増長速度は合理的な範囲を維持している。安定を維持しながら前進する発展態勢は中国政府の推進する改革へのシグナルを発している」
一時期の金融危機からもはや10年が過ぎようとしている。世界経済は大きな範囲でインベントリリカバリー(景気の回復)を迎えている。米国 欧州及び新興の市場においても同様な増幅が見られる。
IMF(国際通貨基金)の予測によると、世界経済の景気回復への動力は、今まさに増大している。今年の増長速度は3.4%、来年は3.6%に達する見込みで、共に去年の3.1%を上回る。
そして中国経済の状況は世界経済の平均より明らかに良好だ。2016年の中国経済は年間6.7%成長を実現し、2017年の政府の設定した成長目標値は6.5%前後である。
最近発表のデータは、中国経済の「体質」の強靭さを証明している。中国国家統計局発表のデータでは、今年の二月、中国の製造業購買担当者指数(PMI)は51.6%で、前月より0.3%上昇し、安定している。
この他、今年の1月から2月の全国の一定規模以上の工業企業の利潤は同比31.5%の大幅な増加をみた。また全国固定資産投資は同比8.9%の増加、増長速度は去年より0.8%の上昇をした。さらに全国の工業成長は同比6.3%の増加、前年より0.3%加速し、去年以来の安定成長を続けている。
ブルームバーグの経済学者、陳世淵氏は、「今年初めの二カ月間の経済データから、不動産とインフラ投資の支えで、中国経済は依然として堅調だ。総合的に見ると、第一四半期のGDPの増速は6.75%前後に達するだろう」と述べている。
「中金公司」(CICC)のレポートによれば、最近の世界的な価格上昇の推進力は中国である。
OECD(経済協力開発機構)と中国国家情報センターが先週発表した第五回『中国経済調査』によれば、中国経済は世界経済の成長を促進する最も積極的な要素として、2016年世界経済成長への貢献度は33.2%を超えた。中国経済は今や世界経済の最強の『動力源』となった。まさに多くの国際組織と国際研究機構が注目する『熱点』であり、『重点』となっている。
(チャイナネット)
推薦記事: