新華網北京3月17日(記者/孫辰茜)中国外交部の華春瑩報道官は16日、福島の放射能漏れ問題で、中国側は日本政府が国際的な公共の利益に高度に責任を持つ姿勢に照らして、関係国際義務を着実に履行し、正確かつ信頼性の高い情報を速やかに開示し、海洋環境の安全及び他国の民衆の健康に危害を及ぼす事を行わないように再三、勧告してきた。
同日の定例記者会見で、ある記者が「3•15」集会で日本の放射能汚染地域の製品が中国市場に流入した問題が取り上げられことについて質問した際に、華春榮報道官は中国の関係食品検験検疫部門が法に基づき処置し、中国の食の安全と公衆の健康を守ることを確信していると答えた。
華春瑩報道官はまた、次のように述べた。中国は一貫して日本の福島の放射能漏れ及びその後続的な影響に注目してきた。「福島の原発事故から6周年を迎えた時期に、日本国内のメディアも大量の記事や意見を報じていることに注目している。全体的に見て、日本政府は汚染水と土壤及び放射性廃棄物の処理において効果的な手段がなく、海洋に放射能汚染水を排出して、周辺の海洋環境と民衆の健康に不安材料をもたらし、関係対策が遅れ、情報開示が不透明で、食の安全などの関係データも十分な説得力に欠けると考えられる。」
華春瑩報道官はさらに、次のように表明した。福島の放射能漏れとその後の後続処理問題は、日本の国民の安全に直接、関係するだけでなく、中国を含む地域の隣国にも影響が生じる。「遺憾なことは、日本政府がこの6年間に福島放射能漏れ問題について、どれほど隠蔽しても、どれほど聞こえのいい言葉を並べても、日本内外の懸念に対して終始、安心し、心を落ち着かせることができる回答を提示していないことだ。」
(新華社より)
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