福島原発事故から6年後、現地政府は避難指示を解除した。住民は故郷に帰れるようになった。しかし低下しない放射線量と、我が物顔で振る舞うイノシシの群れにより、住民は自宅があっても帰れない状況となっている。14日付英デイリー・メールが伝えた。
2011年にM9.0の大地震が福島県沖で発生し、10メートルの津波が福島第一原発に深刻な被害をもたらした。死者は1万5000人に達し、当時に放射能漏れが発生した日本当局は速やかに緊急避難を指示し、避難地域を設定した。日本当局は高い放射線量を無視し、原発周辺の浪江町の避難指示解除を宣言し、住民から抗議を受けた。
6年間放置された現地は荒れ放題で、イノシシの群れが我が物顔で振る舞っている。住民はこれに、懸念を深めている。ある若い女性はインタビューに応じ「政府はもう安全と言っているが、データや影響など情報を開示していない。私は心配している。現地の放射線量が現在どの程度なのか、高放射線量の地域で長期的に生活するとどのような影響が生じるのか」と話した。
(チャイナネット)
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