新華網北京2月23日(記者/恵暁霜)フランス政府は21日、鳥インフルエンザが流行した南西部地区で最後のバッチの鴨約60万羽を処分するように命じた。
この鳥インフルエンザはフランスのフォアグラソース産業に大きな打撃を与えると見られる。AFP通信はフォアグラソースの主要産地はランド地方で、鴨の大量処分によって、当地のフォアグラソースの生産は麻痺状態に陥ったと報じた。
フォアグラソースは鴨とガチョウの肝臓が原料で、ランド地方で製造されるフォアグラソースはフランスの総生産量の約4分の1を占める。仏フォアグラソース業界の推計によると、今回の鳥インフルエンザによる損失は2億7千万ユーロに上る。2015年にも鳥インフルエンザによって、仏フォアグラソース業界の損失は約5億ユーロに達した。
フランスのほかに、この鳥インフルエンザはドイツ、オランダ、デンマークなどの欧州の十数余りの国に波及している。
(新華社より)
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