中国のネットスーパーの競争が激化している。京東集団副総裁、京東商城消費財事業部総裁の馮軼氏によると、京東スーパーの2017年の目標は売上1000億元(1元は約16.54円)だ。消費の高度化により、男性用スキンケア商品、ペット、園芸など、かつては注目されにくかった商品が、新たな注目株になっている。北京晨報が伝えた。
京東スーパーは昨年、3年以内にオンライン オフラインスーパーの圧倒的な売上ナンバーワン、市場シェアナンバーワン、消費者満足度ナンバーワンを目指すと発表した。京東商場の劉強東CEOはこのほど、3年以内に天猫(Tmall)を追い抜くと宣言している。
天猫スーパーはこの3年間で、売上を毎年4倍伸ばしている。アリババ グループ(阿里巴巴)は以前、天猫スーパーの年間売上が2018年に1000億元を突破し、現在の華潤を超え全国最大の大売り場になると予想していた。
消費の高度化と物流システムの整備により、ネットスーパーが高速列車並みの成長を遂げている。
京東のビッグデータによると、京東スーパーで2016年に大幅に売上を伸ばしたのは、コスメ、デンタルケア関連用品、濃縮還元ジュース、輸入ワイン、子供用玩具、環境保護類清掃用品、ペットサービスなどとなっている。これらの品種は今年の注目株になるとみられている。また特色ある商品、輸入商品が新たな成長源になっている。京東四川貧困支援特産館は2016年、四川省眉山市涼風村のネーブルオレンジの販路を切り開き、1時間内に8000件以上の注文が入り、2万キロ以上を売り尽くした。豪の自然食品ブランド「Swisse」はブラックフライデー期間中に、10万本を超える注文を達成している。
(人民網日本語版)
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