明末清初の軍人で周の初代皇帝である呉三桂をテーマとした「呉三桂龍鳳金杯巡回展」が2月8日午前、雲南省昆明市にある煤機廠金夢博藏館で開かれた。「翡翠金盞対杯」や「平西王府」製の「龍鳳金杯」、呉三桂の銅像というメインの展示品のほかにも、千点以上にものぼる康渝春館長の個人コレクションである貴重なアンティークの品々が展示され、昆明市民に歴史文化に身近に触れる機会を提供している。雲南網が伝えた。
明末清初の「翡翠金盞対杯」は大理地区で発見された非常に珍しい翡翠を材料に制作されており、非常に高い価値を持つ。
明末清初の「平西王府」製の「龍鳳金杯」にはその底に「李永安製」の文字が刻まれている。龍と鳳凰はいずれも有線技法を用いてデザインされたのち、鋳造された器の上に溶接されている。その模様がはっきりと描きだされているだけでなく、その器の取っ手も2層からなる編み込み技法で制作されて取り付けられており、その工芸技術はまさに圧巻そのもの。
呉三桂の銅像は雲南地方の仏像制作の方法が用いられており、紅と金の漆で模様が描かれている。これら三点の展示品はその制作方法から龍鳳文化、財力にいたるまで、その当時、呉三桂が皇帝を称した心意気を余すところなく体現している。
(人民網日本語版)
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