新華網モスクワ2月10日(記者/欒海)ロシア駐在の李輝中国大使は8日、招きに応じてロ中二国間の企業家理事会2016年度会議に出席した際、理事会が引き続き自身の優位性を十分に利用し、中ロの企業や業界協会間の交流を一層強化して、両国の実務的協力が絶えず新たな段階へ推進していくことを望んでいると示した。
李輝大使は次のように指摘した。2016年は世界経済の回復力が乏しく、保護貿易主義や反グローバル化傾向の台頭などの背景のもと、中ロ両国の経済貿易協力は安定的に回復し、肯定的な業績を獲得した。中国税関の統計によると、2016年の中ロ貿易総額は695億3000万ドルで、前年比2.2%増だった。中国はロシア最大貿易パートナー国として地位を引き続き守り、両国の経済貿易協力が現在積極的に発展する良好な態勢を呈している。
李輝大使は、中国側はロシア側とともに両国の指導者が達成した共通認識を引き続き深く実行し、中ロの実務的協力を着実に推進していくと表明している。
ロ中二国間の企業家理事会のティムチェンコ(imchenko)議長は新華社記者の取材に応じた際、ロ中両国の政府部門はいずれもロシア極東地域の発展の見通しが非常に明るいものとみなしており、ロシア企業も対中ビジネスを積極的に展開しつつあるとの見方を示した。ティムチェンコ議長は、エネルギー協力が依然としてロ中企業の協力における重点分野で、ロシア側が現在液化天然ガスの生産能力を拡大しており、中国がロシアの天然ガスの主要な輸出先の一つとなるだろうと考えている。
(新華社より)
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