春節(旧正月、今年は1月28日)連休が終わり、海外旅行の価格はオフピーク価格となり、時期をずらして海外へ出かける人にとっては好機到来だ。航空券とホテルがついた個人旅行を購入するにしろ、団体ツアーに参加するにしろ、価格は連休期間より明らかに値下がりし、北京から広州や上海などへの航空券は「白菜価格(格安価格を意味する)」で売り出され、どれも高速鉄道より安くなっている。また時期をずらした旅行なら長い行列に並ぶ必要もなく、コストパフォーマンスは非常に高いといえる。北京晨報が伝えた。
▽ディズニーで並ぶ時間が短く
上海ディズニーランドは開園以来、北京からの観光客の人気を集めているが、春節長期連休が終わると、ディズニーリゾート一帯の観光客は連休のピーク時に比べ目立って減少し、人気アトラクションに並ぶ人も激減した。春節は出勤したという上海市の曾さんの一家は、このほど振り替え休日にディズニーに遊びに来て、「人が少なく、列に並ぶ時間も短かった」と感じることしきりだったと言い、「昨日はサラリーマンのほとんどが通常勤務に戻った日だったので、来園者は思ったよりも少なかった」と述べた。
▽航空券が格安の「白菜価格」に
時期をずらしたツアーは、観光地で黒山の人だかりを避けることができるだけでなく、航空券価格が安いというのが一番の特徴だ。旅行予約サイト・携程旅行網の調査によると、2月末の北京発上海行き航空券価格は7割前後値下がりしてて約360元(1元は約16.4円)になり、空港建設費の50元を足しても410元で、両都市を結ぶ京滬高速鉄道より約140元も安い。北京–広州路線も非常に安く、420元前後で同じく高速鉄道を下回る。
中国南方航空の関連部門責任者は、「春節連休明けの北京から大連、長春、哈爾濱(ハルビン)、瀋陽、烏魯木斉(ウルムチ)、昆明、貴陽、長沙、桂林、南寧への路線、上海から瀋陽、長春、大連、武漢、長沙、鄭州、烏魯木斉などへの路線は、販売促進のため大幅な割引を実施中」と話す。
海外路線をみると、春節連休後の特に旧暦1月15日にあたる元宵節の時期にドバイ、デリー、日本、韓国、東南アジアなどに向かう航空券は、いずれも割引でかなり値段が下がっている。
(人民網日本語版)
関連記事: