新華網北京1月5日 （新華社記者/鄭漢根）２０１６年はすでに我々から去っていき、この一年の多くの「変」と「乱」が引き起こした波瀾が相変わらず広がっている。世界経済の形勢は依然として低迷し、「逆グローバル化」の暗流が沸き起こり、保護主義が台頭し、テロリズムが猛威を振るい続け、さまざまな状況が人々を懸念させ、ひとしきりの「冷淡さ」までもたらした。

  新しい１年において、中国は過去1年間の安定した足取りを続け、自身の発展を盛んにさせていく。これと同時に、中国は国際舞台でより多くのぬくもりを放出し続け、世界平和と事業発展のために大国の責任を示すだろう。

  当面の世界経済にはより力強い回復の原動力が必要で、中国の役割もますます注目されている。２０１６年には、中国は世界経済のために東方の知恵の奥義を備えた「処方箋」を出し、新しい１年において、中国はさらに入念に「脈をとり」、世界経済へのいっそう深い「調節」に引き続き積極的に参与していく。

  中国は２０１７年に「一帯一路（シルクロード経済ベルトと２１世紀海上シルクロード）」国際協力サミットフォーラムと第９回ＢＲＩＣＳ首脳会議という二つの重要なホームグラウンド外交活動を開催する。国際社会は中国が力強く牽引する役割を果たし、世界により大きな自信をもたらし、世界経済を奮い立たせるためにいっそう強力な原動力を注ぎ込むことを期待している。

  戦乱と貧困、そして疾病と災害、当面の世界では今なお多くの国の民衆が苦難の中で生活している。中国人は古来から世を嘆き人民の苦しみに同情する思いをもっている。新しい1年において、中国は従来と変わららず、実際の行動でシリア、南スーダンといった戦乱地域の平和プロセスの斡旋に積極的に参与し、災害救済、医者と医薬の派遣などの面で力の及び得る範囲の力で貢献していく。

  「世界大同、天下一家」。２０１７年にどれだけの「ブラック・スワン」が飛ぼうとも、新しい一年に国際情勢において人々を懸念させる変化がいくら起ころうとも、確かなことは、中国が初心を守り、２０１７年の世界が冷淡さをより少なく、ぬくもりをより多く、心細さをより少なく、希望をより多く持てるよう努めていくということだ。