新華網北京12月16日 CCTVニュースによると、最近、記者が武漢海水稲バイオテクノロジー研究院から聞き及んだところによると、沿岸の干潟やアルカリ土壌で成長する水稲の新種である「海稲86」が試験的に導入されることに成功し、1ムー当たりの生産量は300斤(1斤は500g)以上に達するという。
このような海の沿岸の干潟やアルカリ土壌で成長する水稲は成熟してから、稲穂の長さが22-23センチになる。脱穀後の米は深紅色を呈している。
中国保健協会の食品安全リスク評価専門家委員会委員の李新蘭氏は、権威のある部門の検査を経て、「海稲86」の米は普通の精白米に比べてアミノ酸含有量が4.71倍高く、非常に高い栄養価値を持つことが分かったと述べ、また、海水稲が施肥を必要とせず、害虫に強く、アルカリに耐えるという独特な成長の特性は、資源節約型のグリーン農業の生産にとって大いに役に立つだろうと述べている。
中国のアルカリ土壌地域の総面積は約15億ムーで、そのうちの2億ムーが水稲栽培の可能な潜在能力を持つ。これらすべての土壌に海水稲を栽培することができれば、現在の1ムー当たりの生産量300斤に基づいて計算すると、毎年600億斤分の食糧を多く収穫できるという。これは中国の食糧安全保障にとって重大な意義がある。
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