そして、自分の存在を証明し、自分の心の声を表現するために、新海監督は2000年、短編アニメーション映画「ほしのこえ」の製作を開始した。そして、その製作に集中するために、01年に日本ファルコムを退社。02年2月に、「ほしのこえ」が完成した。同作品は、音楽以外、監督・脚本・演出・作画・美術・編集など、ほとんどの作業を新海監督が一人で行った。その時から、新海監督は細かな所まで描いた美しい絵で知られるようになった。
「君の名は。」の次の作品について、新海監督は、「『君の名は。』は、僕の人生でこれが峠になるかもしれない。これからも、自分は何を表現したいのか、どんな作品を作りたいのかを考えながら、作品を作っていく」と謙虚に語る。そして、アニメーション映画の製作に約20年間携わっている新海監督は、「他と同じような作品ではなく、世界をもっと素晴らしいものにするような作品を作りたい」と意気込みを語った。
(人民網日本語版)
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