新華網北京12月1日(記者/陳鍵興、查文曄)「台湾独立」の勢力は近年、「脱中国化」動きが頻繁に見られ、両岸世論の注目を集めており、30日の国務院台湾事務弁公室の定例記者会見で記者の質問の「ホットトピック」にもなった。馬暁光報道官は質問に対し次のように指摘した。「脱中国化」を目標とした「台湾独立」は、両岸同胞に断じて反対されるだろう。「脱中国化」を推し進める人々の言動は「度の越えた笑い話」で、「風刺の背後に彼らの魂の分裂が映し出されている」。
最近、民進党の民族代表が「空竹」(中国の空中コマ)は中国文化で、「空竹」を普及させることは「大陸統戦を支援する」と発言したが、これについてどのように考えるか、と記者が質問した。馬暁光報道官は「『世芳扯鈴』は最近、台湾政界と世論の間で度の越えた笑い話になっていることに多くの人が目を留めていると思う。それは風刺なのか。風刺の背後に『脱中国化』を推し進める人々の魂の分裂が映し出されている。」と答えた。
台湾中華文化総会の劉兆玄会長は23日、辞職を発表し、民進党側はこの前この組織を乗っ取ることを企てたため、各界は民進党が「『中華』を奪った後に『中華』から離脱する」ことを懸念していると指摘したが、報道官はこれをどう評価しているのかと記者が質問した。馬暁光報道官はこれに対し、我々は関係記事に留意し、台湾世論がこの事に疑念を示したことにも留意していると答えた。この組織は中華文化を継続して堅持し、発揚しているが、それでも「脱中国化」と「脱中華文化」を目論んでいるのだろうか。我々は高度に注目しており、両岸同胞にも見守ってもらいたい。
報道によると、今年「5•20」以降、台湾の大学に進学する大陸部の学生数が大幅に減少したが、これをどう見ているかと記者が質問した。馬暁光報道官は台湾の大学に進学するかどうかは学生と保護者の選択だと回答した。今年5月に台湾の政局が変化し、両岸関係の平和的発展の勢いが打撃を受け、台湾の教育環境も影響を受けた。これらの要素に大陸部の学生と保護者は深く不安を感じ、大陸部の学生の台湾への進学に直接的な影響を及ぼしている。
李登輝、辜寛敏などの人物が最近、台湾当局の指導者に「現状を変化させ」、李登輝と陳水扁時代の旧路線に戻ることを頻繁に促しているが、これをどう見ているか。馬暁光報道官は「李登輝流の『台湾独立』の本質は変わっておらず、『台湾独立』の意志は消えておらず、彼が示す路線は断崖絶壁でしかない。」と語った。
島内でダライの台湾訪問が一部の人に提起されたことに関する質問に答えた際に、馬暁光報道官は次のように指摘した。我々はダライがいかなる形式で台湾で活動することにも断じて反対することを繰り返し言明している。一部の人と一部の勢力がこの事をとらえて問題にして、故意にトラブルを起こすならば、必ず両岸関係に厳重な影響が及び、彼らも引き受けるべき責任を負わなければならない。
(新華社より)
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