現地時間2016年11月9日夜明け、共和党大統領候補のドナルド・トランプ氏は新たな米大統領に当選した。
新華網ワシントン12月1日(記者/劉陽、徐剣梅)米国の大統領に当選したドナルド・トランプ氏は29日、米国籍華人のイレーン・チャオ(趙小蘭)氏を次期運輸長官に、トム・プライス・ジョージア州下院議員を次期厚生長官に、医療保険業界の関係者、シーマ・ベルマ氏を次期「メディケア・メディケイド・サービスセンター」(医療保険センター)所長に指名した。
トランプ次期大統領は選挙の段階で、米国の交通ネットワークの全面的修繕及び現任のオバマ大統領による医療改革案の見直しという重要な2つの承諾を行っており、そのため指名された3人の人選はトランプ次期大統領が選挙公約を順調に実現できるかにとって、重要な影響を及ぼす見通しだ。
これらの指名が米議会で可決されれば、これはイレーン・チャオ氏の2回目の閣僚入りとなるだろう。チャオ氏はかつてブッシュ政権で労働長官を務めており、米国で閣僚入りを果たした初のアジア系女性だ。
プライス氏は外科医の出身で、2004年に連邦下院議員に当選し、現在は下院予算委員長を務める。プライス氏はこれまでオバマ大統領の医療改革に対し何度も不満の意を表しており、オバマ大統領の医療改革案に替わる「詳細かつ総合的な」方案を設定していた。
ベルマ氏は現在は医療政策コンサルタント会社の創始者且つCEO(最高経営責任者)で、医療保険分野において長年の経験を有する。米メディアは、ベルマ氏と副大統領に当選したマイク・ペンス氏との関係は良好だと伝えている。
米メディアは、プライス氏とベルマ氏は医療や医療保険の分野で豊富な従事と管理経験を有し、いずれもオバマ大統領による医療改革に反対の意見を持っていたため、トランプ執政チームにとっては、いくらか役に立つところがあるものと分析している。
(新華社より)
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