中国に留学すれば高い将来性
在韓国中国大使館教育処の艾宏歌・参事官は、「中国の発展の見込みが明るいことに気付く韓国人が増えている。中国に留学すれば個人としての将来の可能性を高めることができると見られるようになっている。中韓関係が発展を続けるにつれ、両国の貿易も日に日に盛んになっており、人的・文化的交流も増加している。両国のつながりが密接な一部の分野は、中国語ができる人材の需要が高まっている。韓国人にとって、中国に留学するというのが、新しいスタイルになっている」と分析する。
北京語言大学で経済貿易を専門に学んだ経験を持つ崔栄載さんは、15年に卒業し、学んだことを役立てることのできる仕事を見つけ、韓国の政府当局で働いている。「現在、韓国で就職は難しい。しかし、私と一緒に中国に留学した同級生たちは、帰国後、比較的簡単に仕事が見つかっている」とし、「現在、韓国では就職がとても難しい。でも、中国に留学して帰国すれば、就職の機会が増える」と説明する。
クオリティ向上で中国留学に一層の魅力
艾参事官によると、「中国は近年、高等教育のグローバル化に大きな力を注いでおり、中国に来る留学生に対する教育のクオリティや、管理の水準が明らかに向上している。中国政府の奨学金援助の構造も大幅に改善され、各種文化交流活動も一層バラエティに富むようになっているため、中国に来る留学生にとってはますます魅力が高まっている」。
中国伝媒大学でラジオ・テレビの演出を専門に学んだ韓国人・徐筆俊さんは取材に対して、「同じ条件なら、中国に留学すれば、本場で中国語を学ぶことができるため、より良い選択になる。韓国で英語が普及するにつれ、米国に留学したことがあっても、メリットが小さくなっている。もちろん、中国に留学すれば、仕事の面で成功できることが確実に保証されているわけではないが、中国に留学すれば、必ずプラスアルファになる」と話す。
韓国外国語大学国際交流処の黄載皓・処長は取材に対して、「当校と中国の大学の交流の源は非常に深く、現時点で、中国の大学50校以上と交流の面で連携することで合意している。当大学は韓国で中国語学院を設置している唯一の大学。学部の学生の約10分の1が、専攻科目、または副専攻科目として中国語を学んでいる。これは非常に高い割合」と紹介した。
(人民網日本語版)
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