なぜ女性はいつも自分が太っていると感じるのか?米国で行われたある研究で、このような認識の差は、DNAと関係する可能性があり、女性の方がこのDNAの影響を受け易いことが新たに発見された。中国婦女報が伝えた。
同研究は米コロラド大学ボルダー校の研究者たちが中心となり進められた。その調査は1994年から2008年まで継続して実施され、数百組の双子を含む2万人以上のアメリカ人を調査した。研究者たちは主に調査対象の異なる時期の体格指数(BMI)データと自分の体重を「軽すぎる」、「やや軽い」、「ちょうど良い」、「やや重い」、「重すぎる」の5段階で評価したデータを主にサンプリングした。
研究者はDNAを肥満認識の影響指数を0から1の間に限定し数値化した。0は全く影響しないことを表し、1は完全にDNAが関係することを表す。調査の結果、全体的な影響指数は約0.47で、「DNA要素は肥満認識に影響する」ことを示した。また女性の方がこのDNAの影響を受け易いことが分かった。
また、肥満認識は心理的な問題の可能性もあるという。国家二級心理カウンセラーの劉芳氏は「人々はずっと食事が肥満をもたらす『元凶』と考えていたが、実際は、大部分が心理的な要因が造り出している。そのため食いしん坊というのも、環境の暗示を受けているのが原因だ。心理学者の研究で、多くの肥満者の過食は正常な生理的欲求としての空腹を満たすため食べるのではなく、『口寂しい』ことが原因。これはすべて心理的要素によるものである」と指摘している。
(人民網日本語版)
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