国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせて今月1-7日が7連休となった中国。連休中、アウトバンド客の数が約600万人と、過去最高を記録した。また、連休が終わり、飛行機のチケットの価格が下がり、連休を避けて旅行に行く人も多い。特に、海外へ向かう飛行機のチケットの値段が大幅に下がっている。旅行サイト 携程旅行網を見てみると、東南アジアの人気観光地に向かう飛行機のチケットは、往復で1000元(約1万5千円)からと、激安となっている。京華時報が報じた。
7連休を避けて海外旅行に出かける予定という馬さんは、海外の航空会社の公式サイトや旅行サイトを比較したうえで、携程網でハンガリーに向かう飛行機のチケットを予約した。その理由について、馬さんは、「航空会社の公式サイトと携程網のような旅行サイトを細かく比較すると、価格にあまり差はなく、旅行サイトのほうが安いこともあることを発見した。外国の航空会社の公式サイトは対応が遅く、電話もかかりにくい。やはり中国のサイトで予約するほうがいい」と説明した。
馬さんの言葉は、中国国内の多くの消費者の気持ちを代弁している。現在、航空会社の公式サイトの価格と旅行サイトの価格はほとんど変わらないものの、多くの人はやはり値段を比較するものだ。しかし、航空会社の公式サイトは、商品の種類が少ないのに対して、旅行サイトはワンストップサービスを提供しており、依然として消費者に人気となっている。
この点、業界関係者は、「飛行機のチケットの価格がほとんど変わらない状況下で、旅行サイトは、技術やサービス、イノベーションなどの『ソフトパワー』を使って、消費者呼び込みを図っている。消費者からすると、飛行機のチケットの価格以外に、購入のしやすさやアフターサービスなども、購入を決める重要な要素になっている」と分析している。
(人民網日本語版)
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