国連食糧農業機関(FAO)は14日、「持続可能な農業生産を発展させ、国際的な気候変動、飢餓、貧困に対応し、国際社会が制定した持続可能な発展目標を実現させるよう」呼びかけました。国連食糧農業機関はこの日、イタリアの首都ローマで、16日に迎える第36回世界食糧デーを控え、記念行事を行いました。今年のテーマは「変動する気候、変化する食糧と農業」です。
ダ・シルバ事務局長は式典で「極端な気候は農業生産と食糧安全が依存している土壌、森林、海洋を破壊しており、厳しい病虫害が発生し、農業を営む発展途上国の貧困人口や飢餓状態にいる人々の生活にダメージを与えている」としました。
また、ダ・シルバ事務局長は「国際社会は気候変動に関する『パリ協定』と『持続可能な発展のための2030アジェンダ』において、持続可能な農業生産を発展させることが気候変動対応や、飢餓と貧困撲滅に重要な役割を果たしていることを認めている。問題を解決するには技術、知識、市場、情報、投資の更なる投入が必要だ」と示しています。
(中国国際放送局)
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