第10回中国・ラテンアメリカビジネスサミットが14日と15日の両日、河北省唐山市で開かれました。中国国際貿易促進委員会(CCPIT)、および地方と各業界の貿易促進会は、ラテンアメリカとカリブ地域の44の貿易促進機関と共に円卓会議を開き、共同宣言として「唐山宣言」を発表しました。
「唐山宣言」は、「中国とラテンアメリカの生産能力協力は時宜にかなっている。生産能力協力の発展を通して、インフラ施設の建設、エネルギーと資源、農業、製造業、科学技術イノベーション、情報技術産業という6つの分野のマッチングを後押しできる。これらは経済成長を促し、下ぶれ圧力に対応するための良策だ」という見方を示しています。
ラテンアメリカ諸国が中国からの直接投資を引き寄せ、中国企業の進出を受け入れるため、双方の貿易促進機関は「貿易促進機関のルートを生かし、革新、活力、連動、包括的な協力メカニズムを構築すること」、「安定した投資政策と環境を作り上げ、関連サービスを改善し、法律の枠組みを明確にして、労働法と税収法の、外資を対象とする障壁をなくすこと」、「双方の企業が、各国の政策、法律、経済貿易摩擦への対応、商業習慣、投資プロジェクトなどの関連情報をタイムリーに共有できるよう促進すること」、「法律面で双方の企業に意見や、諮問を提供すること」などで意見が一致しています。
第10回中国・ラテンアメリカビジネスサミットは中国国際貿易促進委員会、中国人民銀行、河北省政府、米州開発銀行(IDB)の共同主催によるもので、「手を取り合ったイノベーション、協力ウィンウィン」をテーマにしています。
(中国国際放送局)
関連記事: