新華網ベルリン9月27日(新華社記者/唐志強、蘭熙)「渝新欧」(Yuxinou Railway)鉄道は最も早くから開通している中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」の路線で、重慶を始発とし、新疆・阿拉山口を経由して、カザフスタン、ロシア、ベラルーシ、ポーランドを経てドイツ・デュースブルクに到着する。2011年に正式に開通して以来、すでに累計737便が往復してきた。今年の9月4日時点で、「渝新欧」の往復回数は去年よりいずれも著しく増加した。
「中欧班列」の各路線の全体的な運営状況もこれと似ており、そのうち帰りの便数の増加が特に明らかになっている。現在、中国の16都市がドイツのデュースブルクやハンブルク、スペインのマドリードなどの欧州12都市に向かうコンテナ列車を開通させている。
ロシア極東の鉄道会社が経営に参与し、瀋陽、蘇州、長沙などから内モンゴル自治区の満州里を経由して出国する中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」は、毎週3~4路線の列車がワルシャワ、デュースブルク、ハンブルグなどの欧州の都市に到着する。同鉄道会社の業務発展部門の責任者、単靖氏は、「中欧班列」は欧州・アジア間の現行の輸送方式を補充するもので、企業の生産、販売及び市場開拓に多くの新しい可能性をもたらすと捉えている。
輸送方式を変更したほか、「中欧班列」は沿線地区の経済発展の促進にも積極的な役割を発揮すると見られる。
「『渝新欧』は見かけは鉄道だが、それが担う役割は貨物輸送そのものだけではない。車道との連結を通じて、中欧班列は中西部地区の経済発展及び対外開放にとって、非常に大きな促進作用を発揮している。」重慶市経済・情報化委員会及び重慶市政府物流協調弁公室の李淑秋処長はこう語る。
(新華社より)
関連記事: