「支付宝」(アリペイ)は12日に公告を発表し、2016年10月12日から、個人ユーザーが限度額を超えて現金を引き出す場合、0.1%のサービス料を徴収することを明らかにした。1件あたりのサービス料が0.1元に満たない場合は0.1元を徴収する。個人ユーザーは一人あたり累計2万元までは無料で現金を引き出せる。限度額を超えた場合、アント ファイナンシャルで貯めたポイントを充てて限度額を引き上げることができるという。
支付宝で引き出された現金は、本人の銀行カードにチャージするか第三者の銀行カードに振り込むことになる。現金引き出し以外の、支付宝を利用した買い物、資産運用、保険購入、携帯電話のチャージ、水道 電気 ガス料金の支払い、各種受付、交通違反の罰金の納入、携帯電話の支付宝を利用した支付宝口座へのチャージ、返済などのサービスには影響がない。利用者はこうしたサービスを無料で利用できてアントポイントもたまり、現金引き出しの限度額に達すれば、ポイントで限度額を引き上げればよい。
支付宝の公告によると、「余額宝」の資金の移動では、本人の銀行カードへのチャージでも支付宝残高への振り替えでも引き続き手数料はかからない。だが来月12日以降、支付宝残高から余額宝に新たに移動させた資金を再び移動させる場合は、支付宝残高に戻すことしかできず、銀行カードへのチャージはできなくなる。
支付宝が公告で明らかにしたところによれば、サービス料を徴収することにしたのは、「総合的な経営コストが急速に上昇したため」で、現金引き出しのルールを調整してコスト圧力を部分的に解消するのが狙いという。
支付宝の応用シーンがますます広がっている。国内では支付宝に対応する外食店、商店、スーパー、コンビニは100万店を超え、ネットで配車予約ができる自動車は1千万台に達し、支付宝による受付から交通費まで全プロセスをカバーする医療サポートサービスに対応した病院は2千カ所を超え、全国347都市で支付宝の「都市サービス」が提供する各種料金支払い、交通違反の罰金支払いなどさまざまな便利なサービスを利用することができる。海外では、70カ国 地域のオフライン商店約7万店が支付宝を導入している。こうした場面 場所での支付宝の利用はすべて無料だ。
(人民網日本語版)
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