新華網ビエンチャン9月9日（新華社記者/章建華 栄忠霞）中国－東南アジア諸国連合（ASEAN）の対話関係構築25周年記念サミットが7日、ラオス・ビエンチャンで行われた。中国国務院の李克強総理はサミットで中国－ASEAN関係の発展について発言した際、過去の２５年間は双方の関係が急速に発展した「成長期」にあたり、今後の25年間は双方の関係の質が向上し、アップグレードする「成熟期」にあたると語った。この発言はラオス各界の関係者の普遍的な共鳴を引き起こした。
ラオス社会科学院経済研究所のフォンシー・ラオフォン（音訳）所長は、李克強総理の発言の内容について大いに賛同し、中国・ASEAN関係は「成熟期」に向けて踏み出すものとみなしている。ラオフォン所長は、中国とASEANが自由貿易協定を締結し、現在アップグレードさせていることは、相互が輸出入の巨大市場で、際立った貿易及び協力パートナー関係にあることによるものだ。中国・ASEAN関係は発展から25年間にわたり、政治や社会、経済の多方面で重要な協力の成果を獲得しており、今後は新たな発展段階に入るだろうと語っている。
中国・ASEAN関係が「成熟期」に向かって踏み出していることに対し、ラオスのエコノミスト、ゾソンジェン（音訳）氏は、「中国とASEANは2003年に相互の関係を戦略的パートナーシップに昇格させている。政治的安全保障・相互信頼、経済貿易協力発展、緊密な人文交流から、今の戦略の連結まで、中国―ASEAN関係はすでに経済貿易から各分野へ縦方向に深く発展し、日増しに安定し、成熟しています。」と語った。
ゾソンジェン氏は、より緊密な中国―ASEAN運命共同体を構築することは、「一带一路（シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード）」構築の推進に役立ち、経済貿易、金融協力の恩恵をASEAN各国に受けさせ、また中国の資金を引きつけ、ASEAN各国の経済発展を促進し、相互接続を深め、利益の融合を実現することができるものとみなしている。
（新華社より）
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