米経済誌「フォーチュン」がこのほど、2016年の世界で最も影響力のある女性50人の番付を発表した。配車サービス 滴滴出行公司の柳青社長が初めて選ばれ、今回番付入りした40歳以下の2人のうちの1人にもなった。新華社が伝えた。
柳総裁は2014年に滴滴に入社して最高執行責任者(COO)に就任した。それまではゴールドマン サックスに12年間務めていた。15年に滴滴の社長に就任すると、同年初めに行われた主要ライバル 快的打車との合併を主導した。
同誌は、「柳青社長は滴滴の創始者 程維氏を助けて事業を拡大した。わずか1年半で、社員数は700人から5千人に増え、世界ではリフト、グラブ、オラなどの同業他社と協力パートナー関係を締結。最も注目を集めたのは、柳社長とチームが一丸となってウーバーをうち負かしたことだ。今年8月にはウーバー中国法人を買収し、これにより滴滴の時価総額は約350億ドル(約3兆5644億円)に上昇した」と評する。
16年になると、柳社長は科学技術メディアのファスト カンパニーに「グローバル革新100人」の1人に選ばれ、ザ ワイアードの「グローバル100人番付」にも選ばれた。滴滴も米マサチューセッツ工科大学の「MITテクノロジーレビュー」の「グローバル50大革新企業」に選ばれている。
柳社長は「レビュー」のインタビューに答える中で、「滴滴は世界で最も複雑かつ膨大な交通 移動市場を足場として、世界トップクラスのビッグデータの発掘 分析の枠組を構築しつつあり、管理クラスは世界の人工知能(AI)分野や交通 移動の科学技術分野におけるトップレベル人材の招致に全力を上げ、グローバル技術革新の最先端をリードしている」と述べた。
(人民網日本語版)
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