新華網ビエンチャン9月10日（新華社記者/周舟、郝亜琳）中国国務院の李克強総理は現地時間の8日正午、ビエンチャンの国家会議センターで開催された第11回東アジアサミットに出席した。東南アジア諸国連合（ASEAN）10カ国の指導者、韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領、米国のオバマ大統領、ロシアのメドベージェフ首相、日本の安倍晋三首相、インドのモディ首相、オーストラリアのターンブル首相、ニュージーランドのジョン・キー首相及び国連の潘基文（パン・ギムン）事務総長が出席した。ラオスのトンルン首相が会議を主宰した。
李総理は次のように指摘した。東アジア地域の平和と安定及び繁栄は巨大なチャンスに直面し、また多くの課題にも直面している。中国側は各当事者と心を合わせて協力し、課題解決をチャンスとして、東アジアの協力の着実な前進を推進し、地域の平和と安定及び長期的な繁栄のために力を尽くし、各国の人民に幸福をもたらせるよう望んでいる。
李総理は南中国海問題における中国側の原則的立場を詳しく説明した。
それは第一に、中国が『国連海洋法条約』の締約国であり、『条約』を一貫して忠実に履行してきたこと。第二に、過去10数年間にわたり、南中国海地域が平和と安定を維持してきた基礎は、中国がASEAN諸国と達成した『南中国海各方面行為宣言』（DCO）にあること。第三に、中国側がASEAN諸国と現在『南中国海行動準則』協議を積極的に推進し、紛争解決の前に食い違いを管理・コントロールし、矛盾を解決し、協力を推進しつつあること。域外国は食い違いを煽り、拡大させ、更には矛盾を作り出すのではなく、地域国家が行ってきた積極的な努力を理解し、支持するべきだ。
李総理は次のように強調した。中国は一貫して地域の平和と安定を維持する大局から出発し、建設的な態度により責任をもって南中国海問題を処理してきた。中国側は各当事者と共に努力し、南中国海を地域や各国の人民に幸福をもたらす平和、協力、友情の海に作り上げることができるよう望んでいる。
（新華社より）
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