家電大手 美的集団(ミデアグループ)は22日、世界4大ロボットメーカーの1つとされるドイツの産業用ロボットメーカー クカ(KUKA)の買収案件について最新の状況を明らかにした。ドイツ連邦経済エネルギー省から今回の買収に対する反対意見はなく、美的のクカ買収は重要なヤマ場、すなわちドイツのダンピング審査を通過したことになる。「京華時報」が伝えた。
美的によると、北京時間の今月20日までに、今回の買収分割にあたっての要求の1つ「ドイツ連邦経済エネルギー省がこのたびの買収に対して反対意見を出さないこと」が達成されたという。
美的集団の方洪波会長は、「各国政府が行う審査認可の中でも、ドイツ連邦経済エネルギー省が反対意見を出さないことと米国の対米外国投資委員会(CFIUS)の審査は、難度の高い2項目とされている」と話す。
今後さらに今回の買収への要求として、欧州連合(EU)、米国、ロシア、ブラジル、メキシコのダンピング審査、およびCFIUSと米国務省国防貿易管理部(DDTC)の審査を通過することが必要になる。EUと4カ国のダンピング審査は2017年3月31日が最終期限だ。
(人民網日本語版)
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