陳副院長は、「VRの製品化、大規模化を実現したいなら、関連産業とのさらなる連携が必要であり、一定の時間も必要だ。VRは応用型技術であり、応用環境との結びつきが必要で、これもVRの最大の特徴だといえる。たとえばスポーツ、ゲーム、教育などの分野と連携し、こうした分野でのユーザーの体験を向上させ、さらに多くのユーザーを引きつけることができれば、大規模化した発展を遂げることができる」と話す。
今やVR技術との連携を試みる産業はますます増えており、「VRプラス」が発展の兆しをみせている。たとえばメディア分野では、VR技術に基づく「没入型ニュース」の応用が始まっており、まるで現場にいるようにニュースに接し、社会問題を肌身に感じることができる。教育分野では、「VRクラス」の人気が高まりつつあり、テキストの内容に基づいて設計されたVRシステムを通じて、生徒達は古代のメソポタミア平原を散策したり、宇宙空間に遊んだり、太陽系の秘密を探索したりできる。
融合発展を積極的に模索すると同時に、業界には、「VRの市場化には一大現象となるようなVRの応用が必要であり、これがVR技術が真に人々の生活に入り込めるかどうかのカギになる」との声も上がる。業界関係者の多くが、「遠くない将来、融合発展を遂げて、現象となるような一連の作品が生まれる時に、VR技術の本当の春がやってくる」との見方を示す。
(人民網日本語版)
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