日本の高齢化問題は深刻化で、今回のような巨額の損失を出した今、日本国内の世論には安倍政権の年金管理に対する不満の声が出ている。日本のメディアと野党は、安倍首相の「株遊び」がもたらした災厄だと批判する。
分析によると、安倍首相が天下の失策を犯してまで「賭け」に出た目的は、アベノミクスとの調和だ。日本最大の野党 民進党の山井和則国会対策委員長代理は、「株式に投資する割合を2倍に増やすのは、『アベノミクス』の切り札だった。だがこれが原因で、大事な年金基金が5兆円の損失を出すことになってしまった」と話す。安倍首相は「賭け」に負け、「アベノミクス」の前途をさらに暗いものにしたといえる。
安倍首相は以前に「新3本の矢」をうち出し、力を入れる政策として年金保障制度を挙げ、高齢化問題こそ日本経済の「病因」にほかならないからとしていた。だがこうしたきらびやかな目標は今や極めて厳しい現実に直面している。有効な改革措置をどのように制定し実施するかが、「アベノミクス」に続く政策の直面する厳しい課題だ。
安倍首相が年金資金を株式市場に投入して「賭けに負けた」ことに加え、安倍首相の投資手法はやや過激化しており、日本経済の未来にとって巨大な変数となっている。日本メディアによると、英国の欧州連合(EU)離脱の決定の影響で、円が上昇し、株式市場が振るわず、年金基金の投資は2916年度も引き続き厳しい環境に置かれる見込みだ。日本の経済と株式市場の低迷が続けば、安倍首相ご自慢の「アベノミクス」の前途には光明を見いだすことが難しくなる、という。
(人民網日本語版)
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