:
中国にも素晴らしい映画があるぞ!--(一)絶賛の芸術映画 『路傍のピクニック』(Kaili Blues)
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-08-02 09:42:21 | 新華網 | 編集: 王珊寧
 

資料写真

  「迷影青年」とその後ろの文学

  毕赣氏のような青年は中国で特別な称呼がある。それは「迷影青年」で、つまり映画が大好きな青年という意味だ。『路傍のピクニック』の成功は「迷影青年」が素人からプロの監督になる可能性を呈している。

  いうまでもなく、毕赣氏と名監督の侯孝賢氏、タルコフスキー氏、アピチャートポン氏の関連が大きい。そのほかに、彼の後ろに深い文学の背景もみられる。

  毕赣氏は自分の書いた詩を『路傍のピクニック』に差し入れた。その詩は主人公の貴州弁で朗読され、画面と一緒に奇妙な体験となった。例えば、以下のように

  山は

  山の影

  犬は

  進化に怠ける

  夏

  人の酵素は頑固だ

  魂の酵素は蓮の花

 

  「路傍のピクニック」という名前はタルコフスキー氏の『ストーカー』の原作小説と同じだ。もともとの名前は「不安の書」、これはポルトガルとの国宝詩人のフェルナンド・ペソアの同名だ。荡麦という架空の地名(監督によると将来、荡麦をめぐるシリーズの映画を製作する)からフアン・ルルフォの影が見られる。文学は毕赣氏の映画の原点である。

 

(作者/于壮)

 

(この文章に表明された観点は作者個人のもので、新華網の立場を代表しません。著作権は新華網に属します。)

 

関連記事:

菊薫ると日本婦人

ラジオ体操と広場ダンス

みんな違ってみんないい

日本マラソンの父―金栗四三

   1 2  

新華網日本語

中国にも素晴らしい映画があるぞ!--(一)絶賛の芸術映画 『路傍のピクニック』(Kaili Blues)

新華網日本語 2016-08-02 09:42:21
 

資料写真

  「迷影青年」とその後ろの文学

  毕赣氏のような青年は中国で特別な称呼がある。それは「迷影青年」で、つまり映画が大好きな青年という意味だ。『路傍のピクニック』の成功は「迷影青年」が素人からプロの監督になる可能性を呈している。

  いうまでもなく、毕赣氏と名監督の侯孝賢氏、タルコフスキー氏、アピチャートポン氏の関連が大きい。そのほかに、彼の後ろに深い文学の背景もみられる。

  毕赣氏は自分の書いた詩を『路傍のピクニック』に差し入れた。その詩は主人公の貴州弁で朗読され、画面と一緒に奇妙な体験となった。例えば、以下のように

  山は

  山の影

  犬は

  進化に怠ける

  夏

  人の酵素は頑固だ

  魂の酵素は蓮の花

 

  「路傍のピクニック」という名前はタルコフスキー氏の『ストーカー』の原作小説と同じだ。もともとの名前は「不安の書」、これはポルトガルとの国宝詩人のフェルナンド・ペソアの同名だ。荡麦という架空の地名(監督によると将来、荡麦をめぐるシリーズの映画を製作する)からフアン・ルルフォの影が見られる。文学は毕赣氏の映画の原点である。

 

(作者/于壮)

 

(この文章に表明された観点は作者個人のもので、新華網の立場を代表しません。著作権は新華網に属します。)

 

関連記事:

菊薫ると日本婦人

ラジオ体操と広場ダンス

みんな違ってみんないい

日本マラソンの父―金栗四三

   上一页 1 2  

010020030360000000000000011100381355566811