新華網ブリュッセル8月9日（新華社記者/帥蓉、孫奕、趙小娜）欧州委員会のピエール・モスコビシ経済金融問題・財政・関税担当委員はこのほど、新華社記者の独占インタビューに応じた際、今年の２０カ国グループ（Ｇ２０）首脳会議の開催国である中国はＧ２０を活かしてグローバル経済のカバナンスで建設的な役割を発揮していると述べた。
「中国は一貫してグローバル経済と金融ガバナンス改革に早急に着手し、特に新興経済体と発展途上国の代表性と発言権を向上させている。中国は開放された規則と多国間に対応したグローバル経済と金融秩序の確立に取り組んでいる。欧州連合（ＥＵ）は中国がグローバル経済の安定と健全な発展において積極的な役割を発揮することを歓迎する。」とモスコビシ委員は語った。
モスコビシ委員は中国は２０１６年のＧ２０首脳会議のテーマを「革新的で活力があり、連動し、包容的な世界経済の構築」と定め、改革と発展の新エンジンの模索に尽力することを歓迎している。
中国と欧州の協力について、モスコビシ委員は次のように述べた。中国とＥＵは長年にわたる緊密な交流と相互信頼の構築を基盤に、より緻密で効果的な経済、金融協力関係に発展してきた。「我々の緊密な協力は、金融危機に打ち勝つために肩を並べて作戦を考案することだ。我々はユーロ圏での主権者債務危機の重大な瀬戸際における中国の支持に賞賛と感激を表明する。」と語った。
モスコビシ委員は、中国と欧州諸国の二国間経済貿易関係はこれまで安定しながら大きく成長し、今後にかけてより一層、深化・開拓する空間がある、と述べた。モスコビシ委員は中国と欧州の対話は、Ｇ２０を通じて行われば、二国間のメカニズムも通じて行い、相互が直面する経済的試練と改革プランについて定期的に討論を行い、今後にかけてＥＵは中国との政策分野での対話を継続的に強化すべきだという見解を示した。
投資分野に言及した際に、モスコビシ委員は投資は今年のＧ２０首脳会議の重要議題の一つであり、欧州委員会は中国と全面的で高水準の投資協定を締結するために引き続き努力していくと述べた。
（新華社より）
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