(写真はネットより)
新華網北京8月8日 (新華社記者/楊駿)米国『ニューヨークタイムズ』はこのほど、文章を発表し、次にように指摘した。中国IT業界は以前にシリコンバレーの動向に追従していたが、スマートフォンの普及後、中国のモバイル技術は世界のトップクラスに位置している。モバイル分野で、米国企業はまさに頻繁に中国の商業モデルと技術応用を剽窃している。
米国の有名なメディアは「剽窃」という表現を米国自身に用いたことで、情報応用技術などの一部の分野で多数の中国企業の技術と商業モデルが悄然と世界に影響を及ぼし、世界の焦点になったという事実が浮き彫りになった。
アマゾンのサイトで無人機ドローンで貨物を輸送するよう討論が展開された前に、中国の宅配サービス会社の順豊快递は既にこの構想をテストしていた。Venmoがミレニアル世代のネット振替アプリになる前に、中国の若年層、さらには高齢者はスマートフォンのデジタル・ウォレットから口座振替、請求書の支払い、又はストアからの商品購入を行っていた。
このほかにもまだ多くの例がある。中国が「イノベーションの発展」理念を提示するに伴い、外国の先端の経験を合理的に学ぶことを前提に、ハイテク度がより高く、品質がより高く、知名度がより高い中国製品と技術が世界を圧巻しつつある。小型無人機ドローン、スマートフォン、家電製品などの「中国智造」が海外に進出し、現地化経営を通じて当地に根を下ろし、グローバル化の価値を実現している。
新しい中国の技術イノベーションの中で、企業は主役を演じている。調査で、企業の研究開発投資は、中国で(中国)の研究開発への総投資額の4分の3以上を占めていることが示された。また、2015年に、世界の研究開発投資が最も多かった企業2,500社のうち、中国は300社余りを占めている。
中国は次の内容が強調されることを承知している。科学技術イノベーションは「経済の主戦場に向かう」、「世界の科学技術競争で機先を制する」、この「先手を打つ」ことが中国が「カーブでの高速度での追い越し」を実現し、ソフトパワーを強化するカギを握るものだ。
西側に「剽窃」された中国のイノベーションは現時点でそれほど多くなく、初期段階にあるが、軽視すべきではなく、これに対していあら探しをすべきではない。我々は将来的により多くの喜ぶべき出来事があると確信しており、世界に発見されるのを待っている。時間の推移に伴い、外界で「中国の剽窃」という示唆に富む表現が流行し、中国のソフトパワー強化のもう一つのシンボルとして捉えられている。
(新華社より)
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