米国の研究によると、20歳で貧しい人は、一生貧しいままの可能性があるという。中産階級の賃金を得ている人ならば、その後の発展も限定的だ。最初から高給取りでなければ、一生大金を稼げないかもしれないというのだ。参考消息が伝えた。
シンガポール華字紙の聯合早報が米アトランティック マンスリー誌の記事を引用し「これはマサチューセッツ大学ボストン校のエコノミストが新たな研究によって導き出した結論だ。彼らは所得データを使い、人々の職業人生における所得階級の流動性を評価した」と報じた。
彼らは米国勢調査局の労動者の収入と労働参加率に関する調査を分析し、1981 2008年の所得の流動性の変化を調べた。その結果、非常に不平等な現象が確認された。
例えば、所得は下位10%に位置する人が上位40%以上に上がる可能性は16%減で、中所得層が2つの最高クラスに上がる確率は20%減。所得水準が70%クラスの人が50%もしくは60%に低下する確率は12%増。
研究者は「その人の教育的背景がどうあれ、どこまで這い上がれるかは開始段階が重要だ」と述べた。
(人民網日本語版)
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