写真はネットより
新華網北京7月24日 参考消息は7月22日、米国『ニューヨーク・タイムズ』電子版の21日付の記事を引用し、中国の環境保護部門がこのほど、世界初の屋外空気清浄機「Smog Free Tower」を開発したデザイナーのダーン・ローズガールデ氏を頼んで、今年9月、北京の公共の場所にこの空気清浄機を一時的に取り付け、PM2.5に覆われた天候での効果をテストすると伝えた。
オランダ人のローズガールデ氏とその研究開発チームが開発した空気清浄機「Smog Free Tower」の外観は高さ約7メートルで、まるで小型の摩天楼だ。その内部構造は、強力な放射状通風システムに吸い込まれた汚れた空気が正電荷を帯びて粒子となり、空気が美化される仕組みになっている。ローズガールデ氏はまた、この空気清浄機はわずか36時間で、サッカーの競技場ほどの面積の大気中の浮遊物の70~80%を排除できる。「Smog Free Tower」の最大の出力は 1400Wで、電気ポット1台に相当する。
中国人にしても、ローズガールデ氏にしても、この「Smog Free Tower」を利用し、大気質全体を根本的に改善できるという幻想は抱いていない。環境保護部の隷属機関となる中国環境ジャーナリスト協会の劉国正秘書長はPM2.5の問題を抜本的に解決するならば、中国はより大きな努力を払うべきだと指摘した。劉国正秘書長はまた、「だが、この空気清浄機による警告は依然として非常に重要であり、このタワーは我々が大気汚染対策の責任を担うべきであることを注意喚起している。」と語った。
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