新華網ロンドン7月22日 (記者/張建華)英国首相官邸は20日、2017年の下半期から務めることになっているEU輪番議長国の座を放棄すると発表し、英国が「EU離脱」交渉に関する事務を優先的に処理していくと表明した。
英国首相官邸が20日発表した通知によると、英国のテリーザ・メイ首相がトゥスク欧州理事会議長と電話会談を行い、英国が2017年下半期の欧州連合(EU)輪番議長国を放棄すると示したことを確認し、また「EU離脱」交渉が英国にとっての優先事項であり、その際には英国が「EU離脱」交渉に関する各事務で忙しくなると強調していたという。
テリーザ・メイ首相はまた、一種の「建設的且つ実務的」な方式で英欧間の「EU離脱」交渉を処理したいとも表明している。
英首相官邸の説明によると、トゥスク欧州理事会議長はテリーザ・メイ首相による上述の決定に歓迎の意を示し、メイ首相の迅速な決断により、欧州理事会は代替国調整について時間的な余裕が得られたと表明したとのことだ。
英国が6月24日に発表した「EU離脱」という国民投票の結果によれば、多くの人々が英国のEU離脱に賛成していることが分かる。キャメロン首相はその後すぐに首相の職務を辞任すると宣言したので、新首相が英国とEUの「EU離脱」交渉を指導することになった。テリーザ・メイ首相は今月の13日にキャメロン首相に代わって正式に首相に就任した。英国は2017年の下半期から輪番議長国を務めることになっていた。
(新華社より)
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