南アフリカスタンダート銀行は13日、ケニアの首都ナイロビにおいて、人民元現金両替取扱の始動式を開いた。同行は、ケニアで初めて、人民元の現金への両替業務を取り扱う銀行となった。人民日報が伝えた。
駐ケニア中国大使館の劉顕法 大使は、南アフリカスタンダード銀行ケニア支店本部において、1千元を現地通貨ケニア シリングに両替した。また、同行ケニア支店のフィリップス オードラ支店長も、ケニア シリングを人民元に両替した。2人は、人民元現金両替サービスを受けた最初の顧客となった。
劉大使は、「ケニアで人民元現金両替業務が実現したことは、中国 ケニア両国の各分野における協力をさらに一歩進める上で重要な意義となる。中国は今や、ケニアさらにはアフリカ全体にとって最大の貿易相手国となった。中国とアフリカの生産能力分野での協力は急ピッチで進んでいる。中国の対ケニア 対アフリカ投資は次第に増加しており、それによってさらに大きな金融面でのニーズが発生し、アフリカでの人民元業務の発展のための現実的な基盤が提供された」と述べた。
南アフリカに拠点を置くスタンダード銀行は、アフリカ最大の銀行だ。中国工商銀行は2008年末、南アフリカスタンダード銀行株の20%を買収し、筆頭株主となった。
(人民網日本語版)
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