日本のビール大手5社が発表した2016年上半期(1~6月)のビール類(ビール、発泡酒、第三のビール)の課税出荷量は、前年同期比1.5%減の1億9278万ケース(1ケース=大瓶20本換算)と4年連続で過去最低を更新した。缶酎ハイなど他の酒類に人気が流れたほか、前年に、健康志向のヒット商品が相次いだ発泡酒が反動で落ち込んだことも響いた。
内訳は、発泡酒が8.8%減と2年ぶりのマイナス。第三のビールも人気が頭打ちで1.0%減だった。ビールは各社が販売をてこ入れし、0.4%増と2年ぶりに増加した。
ビールは「財布のひもが固くなり、外食を控えて家飲みする人が増えている」(各社)と家庭用がけん引した。業務用は振るわなかった。
メーカー別シェアは、アサヒビールが39.2%と7年連続の首位で、キリンビール(32.1%)、サントリービール(16.0%)、サッポロビール(11.9%)、オリオンビール(0.9%)と続く。前年同期と比べると、キリンだけがシェアを落とした。
(チャイナネット)
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