新華網ブリュッセル7月18日(記者/孫奕、フェデリコ)第11回アジア欧州会合(ASEM)首脳会合が15日から16日にかけて、モンゴル国の首都ウランバートルで開催された。ブリュッセルに本部を置くEUのシンクタンク「Friends of Europe」の政策主管、シャダ・イスラム(Shada Islam)氏は先日新華社記者の独占取材に応じた際、ASEMのメカニズムはアジア、欧州の協力と融和・相互交流を推進する重要なプラットフォームで、中国は当メカニズムの発展を推進する面で重要な役割を果たすだろうと語った。
シャダ・イスラム氏は、ASEMのメカニズムは比較的柔軟性のあるメカニズムで、新たな情勢のもと、当メカニズムは一層発展・改善させる必要があり、中国はこの面において重要な役割を果たすことができるだろうと表明した。「当面の世界が直面する共通の課題を考慮すると、ASEMはアジアと欧州が率直に相手と向き合うプラットフォームです。私たちがそれにいっそう光彩を放たせたいと望むなら、より多くの時間と精力を投入するべきだと考えています。私は中国などのアジア諸国がASEMのプラットフォームに新たな原動力を与える面で並外れた努力をしてきたのを見て取りました」と彼女は語った。
今回の会合の議題について話が及ぶと、シャダ・イスラム氏は、アジアと欧州は、グローバル化問題に対しもう一度念入りに見て、研究討議をする必要があると語った。シャダ・イスラム氏は、グローバル化に対応する中国の態度は称賛するに値するもので、対外開放により、中国民衆の生活は絶えず改善されているとみなしている。
シャダ・イスラム氏は、中国はASEMの非常に重要なメンバーで、中国が提起した「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の提案はアジアと欧州の今後の協力に新たな空間を創造し、その相互接続、イノベーションと発展、科学技術・研究開発などの概念は、多くのアジア・欧州の協力戦略と合致し、この特徴はASEMのメカニズムの中で体現され、同時に「一帯一路」の提案もアジア・欧州関係の強固やアジアと欧州の融和・相互交流の推進に対する中国の自信と承諾を体現していると語った。
シャダ・イスラム氏は、新技術の研究開発やデジタル化などは、中国の次段階の発展における重要課題であるので、デジタル分野の繋がりの強化は欧州―中国、欧州―アジアの今後の関係発展における重要な協力分野だといえると語った。
シャダ・イスラム氏は、また、次のように見なしている。アジアと欧州はまた公民と政府の関係も重視する必要がある。欧州など一部の場所で、ある程度の不釣合な状態が存在するのを目にすることができる。政府は若者との対話を強化し、若者を未来の討論の中に組み入れる必要がある。
(新華社より)
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