新華網北京6月28日(新華社記者/呉黎明)仲夏の時期に、習近平国家主席が招待に応じてセルビア、ポーランド、ウズベキスタンを公式訪問し、またタシケントに赴き上海協力機構 (SCO) メンバー国元首理事会第16回会議に出席した。習主席の仲夏の旅では、見事な成果や注目点が次から次へと目の前に現れ、その成果が実り多かった。
今回の仲夏の訪問は、習主席による3ヶ月ぶりの中・東欧への再訪で、習主席が中央アジアを連続的に訪問して4年目になった。世論は、これは伝統的な友情を強固にする「親戚を訪ねる」旅で、また「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」建設を推し進めるスピードアップした旅で、また「上海精神」を発揚しSCOを導く新たな征途の旅だとみなしている。
全体的に見ると、今回の訪問は3つの主軸をもち、3つの超越を実現させた。
その1点目は関係を格上げし、二国間関係における戦略的位置づけの新たな超越を実現させたこと。
外交部の王毅部長は次のように指摘した。「今回の訪問で最も著しい成果の一つは、習近平主席が3国の最高指導者と二国間関係における位置づけを全面的戦略パートナーシップへ格上げすることに一致して決定したことです。」中国はセルビア、ポーランド、ウズベキスタンと伝統的な友好関係を有し、相互往来の歴史が長い。この新しい歴史的な時期に、二国間関係の戦略的位置づけを格上げすることはタイミング的にぴったりだと言え、これは中国・セルビア、中国・ポーランド、中国・ウズベキスタンが伝統的友好を頼りに戦略的協力を強化する鮮明なシグナルを外部に向けて伝えることであり、二国間関係史上で時代的意義をもつ一里塚だと言えるだろう。
訪問中、中国は3国と数十項目にわたる協力協議を締結し、それらは相互接続、貿易、生産能力、エネルギーといったさまざまな分野に及んでおり、模範的効果が明らかで、現地の人民に新たな発展のチャンスや福祉をもたらす見通しだ。
2点目は「一帯一路」建設の推進が新たな超越を実現させたこと。
セルビア、ポーランド、ウズベキスタンの3国はいずれも「一帯一路」建設の沿線にある重要な国で、「一帯一路」の提案の枠組み内で協力を展開することに対し、強い政治的願望と多様な協力のニーズをもっている。「一帯一路」の重大なプロジェクトはきらきら輝く灯火(ともしび)のように、今回の訪問での1つまた1つの注目点になった。
大いに開放し、大いに協力し、大いに融合する。新たな歴史の出発点に立ち、習主席がシルクロードの故地で重要談話を発表し、「一帯一路」が獲得した3年にわたる成果を全面的に総括し、次段階の発展構想をシステム的に提起して、「一帯一路」がより高いレベル、より広い空間に向けてまい進するよう推進する新しいラッパを世界に向けて送り出した。その意義は重大で、その影響は計り知れないものだ。
3点目は「上海精神」を発揚し、SCOを推進して新たな超越を実現させたこと。
タシケント・サミットは、習主席の今回の欧州・アジア訪問における「クライマックス」の一つだ。今年はSCO設立15周年にあたり、今回のタシケント・サミットはSCOの発展にとって先人の跡を引き継ぎ、将来の道を開く重要な意義をもっている。
習主席はタシケント・サミットで重要談話を発表し、5つの提案と主張を提起した。これらの重要な主張は問題を方向性として、サミットに参加した各国から広範な支持と賛同を得た。世論は、この5つの主張は幅広い面をカバーし、新段階に入ったSCOが開拓し、努力・向上する「かなめ」を捉え、SCOに次の行動の方向性を明示し、SCOが新たな征途へまい進するよう導くものとみなしている。
習主席の今回の訪問は3つの「超越」を実現させ、中国と中・東欧、中央アジア諸国との互恵協力を深く、着実に行うよう推進し、SCOの発展が新たな段階に進むよう推進するだろう。
(新華社より)
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