新華社記者 張鐸 撮
李克強首相は27日午後、2016年夏季ダボス会議に出席するため天津を訪れていたキルギスのジェエンベコフ首相と会談しました。
李首相はまず、キルギスで起きた地震災害に深い慰問の意を表し、その上で「両国はよき隣国でありパートナーだ。両国の関係は新たな進展を見せており、タシケントでの会談も成功裏に終えることができた。中国はキルギスと共に、両国の友好協力を絶やすことなく、進展を収め続けていきたい。地域の安全と安定を共同で守って行きたい」と述べました。
李首相はまた、「中国はキルギスとともに、上海協力機構(SCO)の枠組み内での密接な協調を強めていく。『一帯一路(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)』構築と各国の発展戦略とを合致させ、上海協力機構と各メンバー国が新たな成果を着実に収められるよう推進していく」と強調しました。
これに対して、ジェエンベコフ首相は中国からの慰問の意に対し感謝を述べるとともに、江蘇省で先日発生した竜巻被害に心からの見舞いを伝えました。その上で、「今回の2016年夏季ダボス会議は大成功の内に終わり、世界経済の復興と発展における中国のリーダー的役割を十分に表した。中国はキルギスの戦略的なパートナーであり、外交上の優先国でもある。李首相が年内に上海協力機構総理会議への出席のためにキルギスを公式訪問することを心より期待している。キルギスと中国、中央アジアと中国の協力を推進していきたい」と示しました。
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