国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は26日、イギリスとEUに対し、迅速に協調して、イギリスの国民投票によるEU離脱がもたらした不確定性を減少するよう促しました。
ラガルド専務理事はこの日アメリカで、「これからの数日間、イギリスとEUの政策決定者がいかにして情勢に対応するかで、世界のリスクの方向性を決定する。IMFは引き続き関係方面に対して、最も効果的で、予見できる方法によって安定した移行を実現させ、不確定性を減少するよう促していく」と述べました。
さらにラガルド専務理事は、「金融市場はイギリスのEU離脱がもたらすリスクを過小評価していた。国民投票によるEU離脱結果が発表された後、世界の金融市場が大幅に変動し、英ポンドのレートは一時約10%下落した。それにもかかわらず、金融市場はパニックを感じることなく、各国の中央銀行も市場に流動性を供給する準備を整えていた」と指摘しました。
(中国国際放送局)
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