IMF・国際通貨基金のラガルド総裁と世界銀行のジム・ヨン・キム総裁は24日、それぞれ声明を発表し、「EU離脱国民投票が行われたイギリスの動向に注目している。必要に備えて加盟国への援助提供のための準備を整えている」と表明しました。
IMFのラガルド総裁は声明で「イギリスが欧州当局と連携して新たな経済関係への平穏な移行に努めることを促している」と明らかにした上で、「IMFは、イギリスの中央銀行と欧州の中央銀行が銀行システムに流動性を提供し、金融市場の過度な不安定を軽減するという約束を、全力を挙げて支持する。今後も引き続き関連動向に注目していく。そして、加盟国に援助を提供できる準備を整えている」と強調しました。
世界銀行のジム・ヨン・キム総裁は「われわれは世界各地の動きを注意深く見守っている」とした上で、「世界銀行は、今後もイギリス政府、EU・欧州連合と連携しあって、2030年に貧困を撲滅してしまうといった共同の目標を目指して協力を継続していく」と、世界中の弱い立場にある人々を援助していく姿勢を明らかにしました。
(中国国際放送局)
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