新華網ワシントン6月16日 (記者/高攀)米国のシンクタンク、外交問題評議会(Council on Foreign Relations)の上級研究員、スチュアート・パトリック氏は先日文章を寄稿し、今年9月に開催が予定されている20カ国グループ(G20)杭州サミットでは、世界経済の持続的成長をいかに促進していくかという問題に焦点が当てられ、サミットの主催国として、中国が世界で正に最も活力を備えた経済体になったことを世界に向けてはっきりと示すだろうと伝えた。
パトリック氏は、2008年の世界金融危機以来、世界経済の回復は低迷し続けており、現在景気刺激策の総ニーズがますます重要になっている。2014年のG 20ブリスベンサミットでは、G20全体の国内総生産(GDP)を2018年までに追加的に2%引き上げるという目標を確立している。杭州サミットでは、G 20加盟国がこの目標を実現させるための進展を評価することになっている。
グローバルなインフラ建設について話が及ぶと、パトリック氏は、中国が提起した「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の提案は、インフラを通して各経済体とグローバル市場とを繋ぎ合わせる見通しだとの見方を示している。パトリック氏は、中国はG20の加盟国と融資モデルの面で協力し、国際金融公社(IFC)や多数国間投資保証機関(MIGA)に対する共同投資を通じて、またインフラ融資を独特な資産分類などの方式とすることにより、短期、中期、長期的なインフラ融資のニーズを満足させることができるだろうと語っている。
(新華社より)
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