上海協力機構(SCO)事務局は14日、北京でレセプションを行い、上海協力機構創設15周年を盛大に祝いました。全国政治協商会議の王欽敏副議長と上海協力機構のアリモフ事務局長が出席し、挨拶を行いました。
王副議長は挨拶の中で、「中国は創設メンバーとして、終始、上海協力機構の発展を重視しており、上海協力機構を最優先に発展させる方向性の一つとしている」としたうえで、「安全分野において挑戦に立ち向かい、『3つの勢力』(分離独立派、宗教過激派、テロリスト)の取り締まりで効果的な協力を行い、経済分野においては、互いの利益と互いへの優遇を堅持し、貿易や投資の便利化、互いの連携と接続を着実に推進していく」と指摘しています。
王副議長は、また、習近平国家主席がまもなくウズベキスタンの首都タシュケントで行われる上海協力機構メンバー国首脳理事会第16回会議に出席することに触れ、「中国は、各参加者が共に努力する中で、会議が成果を収め、上海協力機構の発展に重要かつポジティブな影響を及ぼすことを信じている」と述べました。
また、アリモフ事務局長は「この15年来、創設から今日の発展まで、上海協力機構は茨の道を歩んできた。その過程で、相互信頼、互恵、平等、協商、文明の多様性の尊重、共同発展の追求という考えに基づく『上海精神』は最も重要な原則であり、われわれはその精神を支えに、困難に打ち勝ち、既定の目標を実現させてきたと言える」と述べました。
(中国国際放送局)
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