新華網北京5月21日 (記者/靳若城)フィリピンの南中国海問題の仲裁申し立てについて二国間の手段を尽くした末のやむを得ない措置である声明に対して、中国外交部の華春瑩報道官は20日の定例記者会見で、中国とフィリピンの南中国海における係争は二国間の談判・協議を通じて、始めて真の解決を見つけ出せると表示した。
華春瑩報道官は次のように表した。中国政府はフィリピンと交渉を通じて南中国海係争を平和的に解決することを一貫して堅持している。これは両国が達成して何度も確認した共通認識(コンセンサス)であり、『南中国海各方行為宣言』における明確な規定でもある。フィリピン政府が2013年1月に一方的に国際仲裁を提出した前に、関連事項について中国側と協議或いは談判を一切行ってない。二国間の談判で争議を解決する手段を尽くしたことは言うまでもない。フィリピンが一方的に起こした国際仲裁手続きは『国連海洋法条約』に定められた仲裁申し立ての条件に適合していないし、争議を解決する作用を発揮できる可能性もなく、更に争議を解決する目的が達成することもない。
華春瑩報道官はまた次のように述べた。中国側は、中国とフィリピンの南中国海係争が二国間の談判・協議を通じて、始めて真の解決を見つけ出せると一貫して主張している。各方面はフィリピンに中国とフィリピンの二国間共通認識及び『南中国海各方行為宣言』と条約を含む国際法を基づき、談判を通じて中国側と平和に争議を解決するよう励ますべきだ。(翻訳/呉寒氷)
(新華社より)
関連記事:
外交部:中国の軍用機2機が海南島近くで米偵察機への追跡と監視を行う