新華網ロシア·ソチ5月20日(記者/張継業)ロシアのプーチン大統領は18日、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は国際金融システムにおいてしかるべき地位を獲得し、ロシアはアジアインフラ投資銀行とロシア境内の一連のインフラプロジェクトで協力することを希望すると表明した。
プーチン大統領は同日、ロシア南部の都市ソチでアジアインフラ投資銀行の金立群総裁と会見した際に、次のように述べた。ロシアのAIIB出資比率は中国とインドに次いで第3位だ。ロシアは中国のAIIB設立の提唱は時宜を得た重要かつ有益な提案であると受け止めており、アジアインフラ投資銀行が国際金融システムにおいて本来あるべき地位を占め、国際通貨基金(IMF)と世界銀行に対し補充的な役割を発揮することを希望する。
プーチン大統領はまた、次のように述べた。ロシアはアジアインフラ投資銀行がアジア太平洋地域のインフラ建設で積極的かつ効果的な取り組みを継続できることを望んでいる。ロシア側はAIIBの業務を全面的に支持し、アジアインフラ投資銀行にシベリア鉄道の拡張、北極海航路関連設備の建設工事、及びロシア極東経済特別区の建設といった一連のロシア関連プロジェクトを開放する。
金立群総裁はロシアはAIIBの3番目の大株主で、アジアインフラ投資銀行の業務がロシア側の支持を得ることを希望すると表明した。
アジアインフラ投資銀行は中国が設立を提唱し、57カ国が共同で設立準備を行った国際金融機関で、2015年12月25日に正式に創設された。AIIB投資銀行の規則と規定に照らして、アジア太平洋地域のインフラ建設を促進し、アジア太平洋地域の国家間の経済発展の格差を縮小させることがAIIBの主要目標になる。
(新華社より)
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