新華社サラエボ5月9日(記者/韓建軍)「16+1協力」をテーマとする第7回サラエボ経済貿易フォーラムが5日幕を閉じた。フォーラムの開催期間中、「中国投資」と「中国チャンス」がボスニア・ヘルツェゴビナ各界で熱い議論を引き起こした。
フォーラムに出席したMaric駐中国ボスニア・ヘルツェゴビナ大使は新華社記者に次のように語った。中国はすでにボスニア・ヘルツェゴビナのエネルギープロジェクトに向け大規模な投資を始めており、ボスニア・ヘルツェゴビナの民衆に、中国の投資家が西欧の投資家と同様に高い素養を持っていると表明する。「私は私たちの(エネルギー分野の)長期的な協力が今始まったばかりだと確信しています」。
前駐中国ボスニア・ヘルツェゴビナ大使で、ボスニア国際銀行グループ小売業務の主管者を務めるコバチェビッチ氏は、中国経済は日に日に発展し、海外投資能力が強まっていると語っている。コバチェビッチ氏はボスニア・ヘルツェゴビナと中国の関係がしだいに緊密になっていることについて非常に喜ばしく感じている。
コバチェビッチ氏は、中国とボスニア・ヘルツェゴビナはエネルギーや観光業の分野における協力の潜在力がとりわけ大きく、目下人員交流の強化や理解の増進が早急に待たれるとみなしている。コバチェビッチ氏はフォーラム期間中、自分は多くの中国代表団のメンバーと交流し、ボスニア・ヘルツェゴビナとサラエボが彼らにすばらしい印象を残しており、「最も重要なのは、中国の友人がボスニア・ヘルツェゴビナに対し新たな認識を持ち、良いパートナーを見つけたことです」と記者に語った。
サラエボの多く商業関係者も中国人観光客やこれによりもたらされる巨大なビジネスチャンスに関心を持っている。ガイド業に従事するハリス(音訳)さんは、西欧の一部の国が毎年何百万人もの中国人観光客を受け入れていることを知っており、「今後ごく一部の中国人観光客がボスニア・ヘルツェゴビナを観光で訪れるのであっても、私たちにとっては非常に大きなチャンスです」と語っていた。
(新華社より)
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