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「日本経済新聞」のニュースサイトが伝えたところによると、日本のファストフードチェーン・吉野家ホールディングス傘下の京樽が年内に中国とベトナムに進出し、にぎり寿司などの持ち帰り寿司店を出店する計画であることがわかった。向こう2~3年で中国とベトナムに5~10店舗を開設するという。寿司1貫あたり30~50円(約2元)と日本より安く、主に現地の中間層消費者の需要に合わせた価格になる。
京樽はすでに大連の水産加工企業と合弁会社を設立し、出店先の選定に着手している。また、ベトナムのホーチミン市でも地元企業との合弁会社の設立を計画している。
日本の京樽はちらし寿司など関西の寿司を中心に提供するが、中国とベトナムの店舗では握り寿司の関東の寿司が中心になる。2015年のミラノ万博で、京樽が出した握り寿司が大人気だったため、同社は海外市場での商品構造の調整を決めた。
現在、中国などの市場では、高級寿司店が雨後の竹の子のように増えているが、本格的な寿司を安く提供する店は多くない。支店を急速に増設するという京樽のやり方は、拡大し続ける中間層の消費需要を狙ったものである。
(チャイナネット)
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