米の食感の良し悪しを、機械で測定できる。グルテンを含まない蕎麦やコーリャンなどの穀物に、食用ゴムを加えなくても麺を作ることができる。試験紙を使えば、飼料に含まれるカビ毒を10分程度で測定できる――。武漢軽工大学で17日に開幕した、2016年食糧科学技術活動ウィーク、第1回食糧科学技術成果転化・マッチング説明会において、食糧の保管・加工・安全などに関するハイテク技術の数々が展示された。科技日報が伝えた。
人にとって食は毎日のことであり、食は安心が先である。江蘇天瑞公司が展示した、食品重金属クイック検出器の前には、多くの来場者が集まった。黄色い装置の液晶パネルには、サンプルの情報と検査データが表示された。装置の上では、ロボットアームがプログラムに基づき、台に置かれていた白いサンプルケースをつかみ、移動させた。サンプルケース内には、10−15グラムの粉末(米や小麦などをすりつぶしたもの)が入っていた。数分後、パネルは各サンプルの重金属の残留量を表示した。
同社測定・試験部の裴立君エンジニアは、「当社の技術は、穀物のX線写真を撮るようなもので、重金属が残留しているかが一発で分かる。サンプルがX線照射を受けることで、中に含まれる元素が異なる波長・強度の蛍光X線を発する。半導体検出器で波長と強度を測定することで、元素と量を特定できる」と説明した。
(人民網日本語版)
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