新華網ワシントン5月18日(記者/林小春)アメリカの医学雑誌「JAMA Internal Medicine」が16日に公表した大型研究で、積極的に身体を鍛えることで、肝臓がん、腎臓がん、乳腺がんなどの13種類のがんを発症するリスクを減少できる可能性が高まることがわかった。
最新の研究で、米国国立癌症研究所などの機関の研究者が欧米の144万人の状況を分析した。これらの人は平均して11年間、追跡されており、1週間の平均運動時間は約150分間で、運動方法は徒歩、ジョギング、水泳などで、米国国立衛生機関が推奨する時間とほぼ同じだった。研究期間に、18万7千人ががんを発症した。
この研究で計26種類のがんを分析した結果、身体を鍛える強度が上位の10%の人は下位の10%の人と比べて、食道がん、肝臓がん、肺がん、腎臓がん、腺がん、子宮内膜がん、骨髄性白血病の7種類のがんのリスクを20%以上、減少できることが判明した。さらに、骨髄腫、結腸がん、頭頸部がん、直腸がん、膀胱がん、乳腺がんの6種類のがんのリスクも低減できる。
研究を指導した米国国立癌症研究所のスティーブン・ムーア氏が発表した声明によると、よく知られている通りに、余暇に運動すると心臓病と死亡リスクを低下させるのに役立つが、この研究で運動は多くのがんのリスクを軽減できることがわかった。これを受けて、医療関係者は「運動は健康なライフスタイルとがん予防の一部であることを積極的に伝えるべきだ。」と語った。
(新華社より)
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